<骨盤がゆがんでいると、腰の位置がずれる可能性があります>
骨盤のゆがみは、骨盤のねじれと呼ばれることもあります。
健康に大きな影響を与える可能性のある一般的な問題であり、多くの人が気づかないうちに骨盤のずれに苦しんでいます。ある調査によると、男性の最大85%、女性の75%がある程度の骨盤のゆがみを抱えています。
骨盤は背骨と脚をつなぎ、身体を支える基本的な構造です。もしあなたが腰痛をもっていたり、歩いたり立っているときに痛みや違和感を感じたり、座っているときに「左右のバランスの違和感」を感じている場合は、骨盤がゆがんでいるかもしれません。
<『骨盤のゆがみ』とはなんですか?>
骨盤のゆがみは骨盤のねじれと呼ばれることもある、非常によくある症状です。
骨盤のゆがみは、腰や太ももの痛み、歩行や直立の困難、姿勢の悪さ、不妊症など、多くの問題を引き起こす可能性があります。
骨盤の位置のずれは、骨盤の骨が理想的な中立位置から傾いたり回転したりしたときに発生します。この傾きは、骨盤の前傾(骨盤の前方への回転)、後方(骨盤の後方への傾き)、または横方向(骨盤を片側に回転させる)に起こります。たった数ミリの小さなゆがみでも、痛みや機能障害の原因になります。
骨盤のゆがみは、さまざまな原因で起こります。座りすぎ、荷物を持ったときのアンバランス、野球やゴルフといったような腰や骨盤にアンバランスな動きを強いる活動、また妊娠と出産は腰と骨盤に大きな負担となり、骨盤をゆがませる大きな原因のひとつです。このように、骨盤がゆがむ原因は沢山あります。
<『骨盤のゆがみ』で起きる症状>
長時間立ったり座っていたり同じ姿勢でいるのが難しい、腰やお尻に痛みを感じる、階段の昇り降りがスムースにできない、そういった日常生活に違和感や痛みを感じたときは、骨盤のゆがみの可能性を考えてください。骨盤のアライメントは、体のポジショニングと身体の健康の最も重要な側面のひとつであり、多くの場合、複数の症状があります。
次の症状が一つ以上ある場合、骨盤のゆがみが起きている可能性があります
・腰やお尻、膝に痛みがあって歩いたり立つことに影響がある
・股関節や膝関節が思うように動かせず、歩いたり走ることに困難が生じている
・階段を登ったり、立ち上がるときなどの日常的な動きに痛みが起きる
<『骨盤のゆがみ』のさまざまなタイプ>
骨盤のゆがみには様々なタイプがあります。
骨盤前傾(APT):
このタイプのゆがみは多くの場合、腰や股関節領域の筋肉の不均衡によって引き起こされます。
これにより、胸郭が前方に傾斜し、全体的に姿勢が傾きます。APTは、背骨に沿って腰や脚に痛みを与えるだけでなく、深呼吸が思うようにできないという症状を引き起こすこともあります。
骨盤後傾(PPT):
PPTは、太ももの後部の筋肉が骨盤を前方ではなく後方に引っ張ることによって発生します。これにより後傾姿勢になり、椎間板や神経への圧力が増加します。
PPTは、消化、尿機能障害、坐骨神経痛、疲労、頭痛、首の痛みや肩コリ、脊柱側弯症などの問題を引き起こす可能性もあります。
股関節屈筋の緊張:
股関節屈筋は、ウエストラインの下の体幹の両側にあり、座ったり直立したりするときに大腿骨を持ち上げる作用をします。これらの筋肉が酷使されて硬くなっていたり、長時間活動しておらずに弱化すると、股関節の周りの組織が伸び、股関節屈曲張力症候群(HFS)につながる可能性があります。
HFSは通常、運動活動によって悪化する腰痛として現れます。仙腸骨機能障害と区別するのが難しいケースがあります。
<骨盤がゆがむ主な原因>
骨盤がゆがむ原因はさまざまにあります。
・脚の長さの不一致:片方の脚がもう一方よりわずかに短い
・股関節屈筋の緊張
・筋肉の不均衡:体幹や背中、骨盤まわりの筋肉が緊張で硬くなっていたり、逆に弱化している
・妊娠と出産
・不適切な姿勢や座りっぱなしの作業
・スノーボードでの転倒などの、ケガに起因するもの
・重い物を持ち上げたり、腰にくり返しの負担がかかる作業
<骨盤がゆがんでいるか、どうやって分かりますか?>
立川カイロでは、骨盤のゆがみをより正確にかつ客観的に調べるために、AIを使った姿勢計測器である「コネクトAI」を導入しています。
身体を前後左右の4方向から撮影し、左右の傾きだけでなく、前後のねじれまで調べることが可能です。
施術者の主観に頼らない、客観的な判断をもとに施術をおこなっています。
<骨盤のゆがみに、どのようなことをするのですか?>
コネクトAIによってゆがみの方向を確認すると共に、カイロプラクティックの検査法を用いて「ゆがみの答え合わせ」をおこないます。
それに基づいて、スラストと呼ばれる瞬間圧で骨盤や腰椎のゆがみを本来あるべき方向に調整する施術をします。
また骨盤のゆがみは筋肉の緊張が関わっていますので、その筋肉の緊張を緩める整体もおこないます。
「骨の調整」と「筋肉の調整」をすることで、より高い改善を目指します。